音速の箱庭

わたしもつれてって。

わたしが川島如恵留に転がり落ちた話。 3

そして、ようやく冒頭に戻る。
2013年の夏、わたしは川島如恵留に転がり落ちた。

 

2013年、夏、川島如恵留。そう、もちろんPLAYZONEで。

 

行くべきか迷っていたPLAYZONE'13 SONG & DANC'N。PARTⅢ。に、わたしは結局行くことにした。それは、野田優也が2012年の公演が終わった後に思い残すことがないほど燃え尽きたというPLAYZONEをわたしも見届けたいと思ったのと、そのステージに立つ“MAD”の松本幸大と池田優を応援したいという気持ちからだった。

 

行くと決心してからは「せっかくプレゾンに行くのなら、出演者全員の顔と名前を一致させていった方が絶対に楽しめるよね」と、妹と出演者を予習した。
その時点でTravis Japanの中で顔と名前が一致していたのは川島如恵留と、橋本良亮が出ているからとみていたBAD BOYS Jに出演していた森田美勇人だけ。
兄組は4人。仲田拡輝はおちゃらけてるけどお顔はイケメンで笑顔がかわいい。七五三掛龍也は可愛らしいお顔で小柄なマッチョ。
弟組は5人。宮近海斗は少クラでよくみる子(ただし今回のプレゾンには出ていない)。阿部顕嵐佐藤勝利と同じ系統のきれいなお顔の子。吉澤閑也はA.B.C-ZのTwinkleコンのバックについていて、少クラでもみたことがある。中村海人は・・・なんかこんな子身近にいそう。梶山朝日は濃ゆいお顔の最年少。
群舞の中では見分けがつかないけれど、間近でみればかろうじてわかる程度には覚えた。

 

予習に使用していた教材はPLAYZONE'12の楽屋訪問と見どころCheckで(名前を言ってくれるので予習にぴったり。本編は引きの映像が多くて判別できないので予習に向かなかった)、その時の川島如恵留は短髪。
「最近ののえるくんはこんな感じらしいよ」と、妹が画像をみせてくれた。f:id:chisachi481:20171227225845j:plain
「えっ?女の子!?女の子になってる!」
それは2013年のクリエ内博貴公演のオフショットで、川島如恵留はてっきり男の子だと思っていたけれど実は女の子だった、というくらいキュートなお顔なのに体は筋肉質な男の子そのもの。そのギャップに頭がくらくらした。
さらに今は横と後ろ髪の一部を金髪にしているという。
しかも妹は、家では家族に「のんのん」と呼ばれているという情報まで仕入れてきた。のんのん!
か、かわいい・・・!けれど、わたは決してJr.には落ちないと決めている。
「実際に劇場でみたら、のえるくんに落ちちゃったりしてねー」なんて笑って話していたのは、半分冗談で半分本気だった。

 

そうしてやってきた青山劇場。
今までジャニーズのコンサートでうちわを持ってペンライトを振ったことはあったけれど、舞台を観るのは初めての経験。
事前に観劇マナーを予習して、どうやら舞台とは特別な空間でおめかしをしていくものらしいと、一張羅のワンピースを着こんでいった。
妹はパンフレットや越岡裕貴の写真やグッズを根こそぎ買っていた。わたしは「せっかくきたのだから記念に・・・」くらいの気持ちで、川島如恵留のオリジナルフォトセットをひとつだけ買った(記念に、とか言っているけれど、あまりにもかわいくて欲しくなってしまったのも事実)。
中に入ると、わたしたちの席は1階後方の通路脇だった。
妹に「こっしーくるといいね!」なんていいながら、内心「のんのんがきたらやばい・・・」と怯えていた。