音速の箱庭

わたしもつれてって。

新しい記念日に。

Travis Japanに、新メンバーがふたり加入した。
11/19がTravis Japanの新しい記念日になった。

 

人によって、いろいろ思うところはあるだろうと思う。
わたしの場合は、5人になったときから将来的にはメンバーを増やしてもいいんじゃないかなと思っていたから、ある程度受け入れる素地はあったんだろうと思う。
美しく揃ったダンスを武器としているトラジャの、踊りながらくるくると変わっていく複雑なフォーメーションが好きで、人数が減ってしまうことによってそれが制限されてしまうことをとても残念に思っていたから。

 

それでも、増えたとしてもすぐに受け入れられる自信はぜんぜんなかったし、しかも、まさかこんなにすぐに増えるとは思ってなかったし、それがまさか松松だとは思ってもみなかった。
湾岸に松倉海斗と松田元太がいて一緒に踊っているというレポをみて激しく動揺して、5人のトラジャでさえまだ受け止めきれずに朝日のことを思って泣いているのに、自分が松松のいる7人をどんな気持ちでみるのか、すごく不安だった。

 

なのに、松松がゲストとして紹介されて7人が踊りはじめたら、一瞬で受け入れている自分がいて、自分でもとても驚いた。
あれは7人で踊る一曲目としてNow and Foreverを選んだトラジャちゃんの勝ちだったと思う。

 

それでも前半はまだ、今までみてきたトラジャと同じ気持ちで松松をみられるか不安な気持ちが大きかった。
だけど、7人をみていくにつれ自然と、松松に対して「トラジャにきてくれてありがとう」という気持ちになっていた。
MCでトラジャちゃんが慎重に言葉を選んでいるのが感じられたし、5人が松松を守ろうとしているのが伝わってきて。だいすきな5人が松松を守るのなら、わたしだって松松を守るよ!という気持ちに、いつの間にかなっていたのかもしれない。

 

湾岸では、今までトラジャをみてきた中で一番泣いた。この夏のEXシアターよりも泣いた。
夏は、公演中ももちろん泣いたけど、公演が終わってじわじわと現実を突きつけられたときが一番泣いたかもしれない。
湾岸ではとにかくずっと泣いていて、泣いてるのにMCや箱の中身はなんだろなコーナーではお腹が痛くなるくらいずっと笑っていた。

 

さびしくて泣いていたのも、もちろんある。
だってさ、かじんちゅパートのほとんどが、うみちゃんのソロパートになってるんだよ!うみちゃんの隣はあけたままなんだよ!

 

でもそんなにずっと泣いていた理由は、一番はたぶん、安堵だったとおもう。
わたしはのえる担だけど、トラジャ9人全員が好きでトラジャ箱推しだ。
松松がトラジャにきても今までと同じ気持ちで全員を好きでいられるか、松松もほかの子と同じように好きになれるか自信がなくて、不安で不安でたまらなかった。
でも、湾岸で踊る7人をみて、今までと同じ気持ちでトラジャを好きでいられると確信した。
それがほんとうにうれしくて安堵の気持ちで泣いていたと、今となっては思う。

 

それと、去年の夏からずっとトラジャをみるたびにどこか悲しいとかさびしいとか、そんな気持ちを抱きつつそれを圧巻のパフォーマンスで打ち消して、それでもいつもどこか心に穴があいていた。
それなのに湾岸では、松松に「トラジャにきてくれてありがとう」と思いながら泣いている。
そんな経験は初めてだった。

 

思えば去年の夏からずっと、夏の亡霊になったまま抜け出せなかった。
去年の夏にEXシアターで最後の9人をみて、現実を受け止められずに気づいたらそこにあらんちゃんもいて一緒に踊っているんじゃないかという気がしていて。
でもそんなことはなくて、それでも8人がだいすきで。なのに、そんな素振りはひとかけらもみせずに7人になった。
形が変わっても決して止まることなく最高のパフォーマンスをみせてくれる7人がだいすきで。
そして7人の終わりを予感しながらまた夏がきて。7人の最後の夏に、EXシアターでPLAYZONEが復活して。
7人の夏から抜け出せないまま秋になって、6人になり、5人になった。
ずっと夏の亡霊のまま、ただTravis Japanが好きで、何人でも最高のパフォーマンスを見せてくれる彼らが愛しくて。
でも湾岸でようやく、夏の亡霊から抜け出せた。
1年以上続いた、長い長い夏からやっと抜け出せた。

 

グループを去っていった子を忘れることは決してないし、好きじゃなくなることもない。
ただ純粋に、かわいい弟がふたりも増えて、自担がふたりをその重い愛でころころと可愛がっている未来が容易に想像できて、それだけでしあわせな気持ちだった。
とくにMCでのんのんと立ち位置が隣だったげんげんには、何度もハイタッチ(圧強め)したりハグ(圧強め)したりしていて、「押しが強くてごめんな。そのうち慣れるからひかないでね、げんげん」とおもいながら、最強に愛しい最年長と最年少がそこにいた。

 

あとなにより構成がずるい!
Now and Foreverは5人よりも7人でやったほうが絶対に映える振りだし、同い年で同期入所で同じ「かいと」という名前の3人が事務所に入ってはじめてマイクを持ったマルイチカラをシャカリキに踊りながら歌うなんてそんなのまるっとかわいいに決まってるし、星のカタチでピアノを弾きながらげんげんを見つめるのんのんの目は愛情に満ちていたし、Wait for youの「あの日々が あったから 今の僕がある」「あの上 もっと もっと上」という歌詞を今の7人が歌って、Airでみゅうとが歌っていた「愛することは思いやりの続き 最初の気持ち忘れないように」というパートを松松が歌って、トラジャの代名詞ともいえるIt's BADにプレッシャーの中で必死でくらいついてくる松松をみて、みんなで踊れるキュートでハッピーな新曲で7人の名前を呼んで、オープニングで5人で踊ったトラジャ担の思い入れたっぷりな夢のハリウッドを最後に7人で踊って松松も一緒にタップを踏んで。
しかも松松は、SHOCKに出演しながら振りを覚えてきてくれたなんて。
トラジャのためにふたりがどれだけ努力してくれたんだろう。そう思ったら、感謝と愛しさがあふれてきて、最初に感じていた不安は跡形もなく吹き飛んでいた。

 

松松という運命共同体が、Travis Japanという運命共同体にやってきた。

 

こんなドラマをみせられて、7人まるごと好きにならない訳がない。
最後にちゃかちゃんが「こんなに頑張ったんだから、もういいよね?Travis Japanで」って、ちゃんとふたりが加入することを言葉にしてくれたのも、トラジャらしくて狂おしいほど愛しかった。

 

今もまだ、湾岸をおもうたびに泣いていて、自分の気持ちにあまり整理がついていないけど。
5人と松松がこれからTravis Japanという道を歩いていく、7人でTravis Japanを守っていくための決断をしてくれたことを、ひとりのファンとしてとてもとてもうれしく思っています。

 

9人のトラジャも8人のトラジャも7人のトラジャも6人のトラジャも5人のトラジャも、今でも全部だいすきなことに変わりはない。
5人から7人になって、これから7人で守り育てていくTravis Japanの未来がとてもたのしみです。

 

 

 

 

ラヴィスに、息子が2人増えたよって報告しているかな。
していてほしいな。