音速の箱庭

わたしもつれてって。

わたしが川島如恵留に転がり落ちた話。 4

PLAYZONE'13の幕が上がる。

 

「ROAD TO PLAYZONE」で“MAD”のふたりをみた瞬間から胸がいっぱいだった。
Travis Japanは全員がわらわら出てくるとまだ誰が誰だか判別できないけれど、川島如恵留だけは金髪が目印になってすぐにわかった。f:id:chisachi481:20171228110654j:plain
分かりやすくて助かるけれど、後々これが川島如恵留落ちを加速させることになる。

 

「ケジメなさい」で客席降りを初体験。
今までジャニーズとは遠くからただ眺めるだけのものだったのに、青山劇場は完全に異世界だった。
若い男の子たちがかわるがわるやってきて、観客と触れ合っている。
なにこれ、風営法とかに引っかからない?

 

ここで事前に予習をしてきた成果が出た。あれは中村海人であれは阿部顕嵐だとか、間奏で目の前の通路で踊っているのは仲田拡輝だとか。答え合わせが楽しい。
わたしたち姉妹の座る通路には七五三掛龍也がきた。周りの観客に倣っておそるおそる手を出してみたら、ポンっと触れられた。
今となっては地球は丸いレベルで常識の「七五三掛龍也=顔小さい」だが、その時は「なにこの子!お顔小さすぎ!お人形さんみたい!」と新鮮に驚いた。
楽しい。PLAYZONE超楽しい。

 

そして、わたしにとって運命の瞬間がやってきた。

 

「LOVE YOU ONLY」

 

ついに、川島如恵留という禁断の箱を開けてしまった。
箱の中からきれいとかわいいとかっこいいが次々と飛び出して、こぼれたきらきらが青山劇場のすみずみまで広がっていた。
そこにいたのは、紛うことなきアイドル。しかも最上級の。
きらっきらの光を纏って踊る。合間にぶりっ子すぎるほどのあざと可愛い仕草。
どうしてジャニーズに入ったんだろう、などと思っていたことを土下座して謝りたい。アイドルはこの子の天職だ。

 

はい、落ちた。
無理、これは無理。
どう頑張っても抗えない。

 

この1曲でわたしは、川島如恵留に全面降伏した。

 

しかも、川島如恵留の隣では森田美勇人が踊っている。
最強×最強で、私の中で何かが銀河を突き抜けた。なにこの美男美女。
森田美勇人越しに見る川島如恵留。川島如恵留越しにみる森田美勇人。世界中の贅を全て集めてもこの光景に勝るものはないんじゃないかとさえ思えた。
こうしてこの世にまた一人、見事なのえみゅ厨が誕生した。

 

「LOVE YOU ONLY」で既に瀕死だったわたしは、一幕の最後「アンダルシアに憧れて」で完全に止めを刺された。
赤と黒のスーツを着て出演者全員が出てくる。まだ誰が誰か判別がつかない中、川島如恵留だけは金髪を目印にすぐに見つけられた。
背中を大きく後ろに反らす振りで川島如恵留は誰よりも深く、頭が腰の位置にくるくらいまで大きく反らし、起き上がるときの指先までも美しかった。f:id:chisachi481:20171227234512p:plain
(画像は2015年のPLAYZONEから)
さっきまでウルトラキュートなきらきらぶりっ子アイドルしていた子が、今はまるでバレリーナのように美しく舞っている。


かわいいだけじゃないんだ。なんて美しい子なんだろう。

 

2幕。「ズッコケ男道」で、ついに恐れていた瞬間がやってきた。
Travis Japanが客席に下りて観客と触れ合っている。・・・階段を上がってくる。
き、き、き、き、きた!!!!!のんのん!!!!!
あまりにもキュートなお顔に呆然としながらわたしが出した手にぽんと触れてから、手が届かない奥の席に向かってピースをして、川島如恵留は去っていった。
その姿をみて「あぁ、この子はこの世の全ての人に平等に愛を届ける天使なんだ」と理解した。
客席で触れ合いすぎてステージに戻るのが遅れ、階段をぽーんぽーんと数段とばしでジャンプしながら降りている姿も、まるでふわふわと飛んでいるように軽くて、「やっぱりこの子には羽が生えているんだ」と思った。

 

そしてみんな大好き「Guys PLAYZONE
川島如恵留と森田美勇人がセンターでこつんと拳をあわせて、まるでそれが合図だったかのように4.3.2.1で前に出てくる。
青山劇場で初めて目の当たりにするPLAYZONEとして、あまりにも完璧すぎるタイミングだった。
いやちょっとまって強すぎる!
わたしのライフはとっくに0なのに、のえみゅが全然手加減してくれない!

 

こうして初めての青山劇場、初めてのPLAYZONEを体験し、キュートな川島如恵留、美しい川島如恵留、かっこいい川島如恵留を存分に堪能して一公演で、いやむしろ一曲で、わたしは完全に川島如恵留に転がり落ちた。

 

 

 

 

さて、これで終わりです。いや長いよ・・・。
これを書きはじめたのはずいぶん前で、たしか9人だったTravis Japanが8人から7人になったころだったと思う。
なかなか書き終わらないまま公開するタイミングを逃し、その間Travis Japanにはいろんなことがあった。ほんとにほんとに、いろんなことがあった。
7人から6人になり、5人になり。
Jr.を好きでいることの怖さと、Jr.を好きでいることの幸せを同時に味わった。
そしてまた、7人になった。

 

わたしはとても飽きっぽいから2年後にはこの熱も冷めているのかな・・・と思っていたけれど、今のところその片鱗はない。
飽きっぽいわたしを飽きさせる暇がないほどに、Travis Japanは進化し続け前に進み続けた。

 

いろんなことがありすぎた2017年の終わりに、わたしは大声で叫びたい!
川島如恵留をTravis Japanを好きになって、ほんとうによかった!

わたしが川島如恵留に転がり落ちた話。 3

そして、ようやく冒頭に戻る。
2013年の夏、わたしは川島如恵留に転がり落ちた。

 

2013年、夏、川島如恵留。そう、もちろんPLAYZONEで。

 

行くべきか迷っていたPLAYZONE'13 SONG & DANC'N。PARTⅢ。に、わたしは結局行くことにした。それは、野田優也が2012年の公演が終わった後に思い残すことがないほど燃え尽きたというPLAYZONEをわたしも見届けたいと思ったのと、そのステージに立つ“MAD”の松本幸大と池田優を応援したいという気持ちからだった。

 

行くと決心してからは「せっかくプレゾンに行くのなら、出演者全員の顔と名前を一致させていった方が絶対に楽しめるよね」と、妹と出演者を予習した。
その時点でTravis Japanの中で顔と名前が一致していたのは川島如恵留と、橋本良亮が出ているからとみていたBAD BOYS Jに出演していた森田美勇人だけ。
兄組は4人。仲田拡輝はおちゃらけてるけどお顔はイケメンで笑顔がかわいい。七五三掛龍也は可愛らしいお顔で小柄なマッチョ。
弟組は5人。宮近海斗は少クラでよくみる子(ただし今回のプレゾンには出ていない)。阿部顕嵐佐藤勝利と同じ系統のきれいなお顔の子。吉澤閑也はA.B.C-ZのTwinkleコンのバックについていて、少クラでもみたことがある。中村海人は・・・なんかこんな子身近にいそう。梶山朝日は濃ゆいお顔の最年少。
群舞の中では見分けがつかないけれど、間近でみればかろうじてわかる程度には覚えた。

 

予習に使用していた教材はPLAYZONE'12の楽屋訪問と見どころCheckで(名前を言ってくれるので予習にぴったり。本編は引きの映像が多くて判別できないので予習に向かなかった)、その時の川島如恵留は短髪。
「最近ののえるくんはこんな感じらしいよ」と、妹が画像をみせてくれた。f:id:chisachi481:20171227225845j:plain
「えっ?女の子!?女の子になってる!」
それは2013年のクリエ内博貴公演のオフショットで、川島如恵留はてっきり男の子だと思っていたけれど実は女の子だった、というくらいキュートなお顔なのに体は筋肉質な男の子そのもの。そのギャップに頭がくらくらした。
さらに今は横と後ろ髪の一部を金髪にしているという。
しかも妹は、家では家族に「のんのん」と呼ばれているという情報まで仕入れてきた。のんのん!
か、かわいい・・・!けれど、わたは決してJr.には落ちないと決めている。
「実際に劇場でみたら、のえるくんに落ちちゃったりしてねー」なんて笑って話していたのは、半分冗談で半分本気だった。

 

そうしてやってきた青山劇場。
今までジャニーズのコンサートでうちわを持ってペンライトを振ったことはあったけれど、舞台を観るのは初めての経験。
事前に観劇マナーを予習して、どうやら舞台とは特別な空間でおめかしをしていくものらしいと、一張羅のワンピースを着こんでいった。
妹はパンフレットや越岡裕貴の写真やグッズを根こそぎ買っていた。わたしは「せっかくきたのだから記念に・・・」くらいの気持ちで、川島如恵留のオリジナルフォトセットをひとつだけ買った(記念に、とか言っているけれど、あまりにもかわいくて欲しくなってしまったのも事実)。
中に入ると、わたしたちの席は1階後方の通路脇だった。
妹に「こっしーくるといいね!」なんていいながら、内心「のんのんがきたらやばい・・・」と怯えていた。